真逆の解釈がある言葉
昔、子供の頃に言われたなぁという言葉です。
食べてすぐ横になると牛になる
この言葉は、食べた後横になると太ると謂う意味ではありません。
お行儀良くするように、という躾けとして、子供に対してよく使われた言葉なんですね。
なぜ、食後に横になったら「行儀が悪い」とされるのか?
家族が食事をする“部屋の構造”や、“食事のスタイル”によっては、
確かに食卓の横でゴロンと横になるのは、見た目も、決して、お行儀は良くないですね。
では、食後直ぐ横になることは、医学的にはどうなのか?
この点は、現在は、「健康に良い」と、「健康に良くない」、
意見は真っ二つに分かれます。
1.) 健康に良い派の根拠
食後は、食べ物を消化するために胃腸周辺に血液が集中します。
満腹になると眠くなるのも、頭に血があまり行かなくなるからだそうです。
しかし、食後に身体を動かすと、血液は筋肉のほうに集まり、
胃腸には回らなくなり、消化が上手くいかなくなります。
そこで、食後、身体を横にすると、胃腸の働きを助けるので、身体に良いという説です。
ただし、“身体を横にする” 事に意味があるわけで、
眠ってしまってはいけないそうです。
食後すぐに睡眠を取ると、脂肪を蓄積するので、肥満に繋がりよくなとのこと。
2.)健康に悪い派の根拠
食後は、胃が活発に動きます。その結果、胃液や十二指腸液も沢山分泌されます。
その状況で、身体を横にしてウツラウツラすると、「逆流性食道炎」になるリクスが有ります。
「逆流性食道炎」の症状は、胸焼け、吐き気、時には胃液が口にまで戻ります。
そして、食道の炎症は食道ガンになる原因でもあります。
では、食後どうしたら一番良いのか?
食後は、ゆっくり安静に横になること無く、ソファーにでも座って、
リラックスすることが良いと言えます。
上体を起こしていれば、少しの時間ウトウトする程度なら、太ることもなく、
精神的にも良いことです。
ディスカッション
コメント一覧
健康に良い派と、
健康に悪い派が有るようですが、
逆流性食道炎になるには、熟睡しない限り大丈夫そうですけどね。
成る程、確かに、外食だと、横になれないですね。
自宅では、横になりましょう。牛にならないようですので。
外食だと、食後に横になれる場所がないので残念。