最近の製薬会社は美味しい薬を目指しているらしい

薬は食べ物ではないので決して美味しいものではありませんね。
それでも製薬会社は、なんとか、飲みやすくできないか?と、
企業努力をしています。

胃のレントゲン撮影用するときの造影剤のバリウムも、
昭和の昔は、とても飲めたものではありませんでしたが、
最近のバリウムは、イチゴ味とか、バナナ味、様々な味付けがしてあり、随分と飲みやすくなったものです。

そう言えば、最近は胃カメラも随分と飲みやすくなったので、ある意味バリウム飲んでレントゲン撮影するよりも楽かもしれません。
ウトウト寝ている間に終わってしまうことが多いです。

このバリウム以外も、脳卒中や胃腸薬なども、オレンジヨーグルト味とか、抹茶味など、飲みやすい味に作られた薬が出てきています。

或る製薬会社は味覚センサーの機器を導入して薬の味を数値化して飲みやすい薬を作る努力をしていると聞きます。

そういえば、昔から、【良薬口に苦し】という言葉があります。

これは、「薬は苦いもの」というだけの話ではありません。
ちょっとおさらいしてみます。

良薬口に苦し (りょうやくはくちににがし)

この言葉は、薬の話というより人生訓なんですね。
元々は、確かに、「病に効く良い薬は、概ね苦くて飲みにくいものである」
というところから来ている言葉らしいのですが、

転じて、
「自分の為になる忠告は、聞きづらく、苦い気持ちになるものである」
という人生訓とされています。

孔子は、このように言っています。
『薬に旨いものはないし、忠告はありがたがられるどころか逆恨みされることもある』
どういうことか?というと、
虚心坦懐(きょしんたんかい)に耳を傾け、我が身に売れ入れてこそ大人の資格が生まれる。
ついでにメモ。
虚心坦懐とは、何のわだかまりもない素直な心で物事にのぞむこと。
また、そのさまを言います。これは、国語辞典の受け売りです。(^o^)