時には精神論も力になる?
精神力は無いよりはあった方が良いわけですが、
張り詰めてばかり居ると心が疲れてしまいます。
そんな自分なので、ついつい、相田みつおさんの言葉に逃げちゃいます。(^_^;)
つまづいたっていいじゃないか にんげんだもの (みつお)
って・・
昔から伝わる自己啓発には、単に精神論と片付けるのはもったいない諺(ことわざ)があります。
以下、目に止まった自己啓発的な言葉。
【為せば成る なさねば成らぬ何事も 成らぬは人のなさぬなりけり】
この言葉は、米沢藩士、上杉鷹山(うえすぎようざん)の言葉。
今風に翻訳?すると、
やればできる (←可能性がある)
やらなければできない。 (←可能性ゼロ)
「できない」というのは、「やらない」だけなのだ。
こんな感じでしょうか?
西洋にもこの言葉はあります。
『意志あるところに道は開ける』
“Where there’s a will, there’s a way.”
「意志あるところに道あり。」
「意志あるところに道はある。」
「意志があるところには道は開ける。」
こう述べたのは第16代アメリカ合衆国大統領の、
アブラハム・リンカーンという【説】もあります。
リンカーンの有名な言葉としては、
ゲティスバーグ演説(The Gettysburg Address, 1863)での、
“Government of the people, by the people, for the people”
「人民の人民による人民のための政治」
の方が有名かも。
【艱難汝を玉にす(かんなんなんじをたまにす)】
平成生まれの人は聞いたこともない言葉かも?
まさに死語かな?
「艱難」が、まず、読めない、書けないでしょ。(笑)
「艱難(かんなん)」 とは、辞書をひくと、
困難にあって苦しみなやむこと。つらいこと。なんぎ。
と出てきます。
四字熟語の【艱難辛苦】の 『艱難』と言った方がピンとくる?
「汝(なんじ)」 と云う言い方も、平成生まれの人たちは知らないかもしれませんね。
「汝」は、「あなた」と云う意味です。
「艱難汝を玉にす」とは?
人は困難や苦労を乗り越えることによって、
初めて立派な人間に成長する、ということ。
地中から掘り出された宝石の原石も、磨くことで、美しい 玉(ぎょく)になる という例え。
例えが古いのは元々、「Adversity makes a man wise.」という西洋のことわざの意訳です。
直訳すると、「逆境は人を賢明にする」ですかね。
この言葉が生まれたのが古いんですね。
だから文語体の言葉になっています。
【過ちを改むるに憚る事勿れ】
「あやまちを あらたむるには ばかることなかれ」 と読みます。
これ、出典は、論語です。
論語の他のところには、【過ちて改めざる、是を過ちと謂う】ともあります。
「あやまちて あらためざる、これを あやまちという」
古い言葉遣いしているので若い人には解りにくいかもしれませんが、
「憚る(はばかる)ことなかれ」とは、「遠慮するな」という意味。
意味としては、
「過ちを犯したら、世間体や体裁などかまっていないで、直ぐ改めなければならない」
「過ちを改めないこと、それこそ、過ちという」
今の日本の政治家や官僚、企業人には、肝に命じてほしい言葉だと感じます。
以上、精神論? 3連発でした。(^_^;)
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